hina

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのhinaのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

マルチバース映画じゃなかった。
監督がADHDと診断されてたっていう記事を読んでから見たのもあったかもだけど、ADHDのミドルエイジ女性が人生に向き合う話だったんだ。

ぶっとんでても意外と振り落とされずにずっとエブリンと同じ目線?とは言い過ぎかもだけど、一緒に見ていられたような感覚。
だからこそ、「とにかくぶっとんでる世界観で超〜面白い映画!」とは私は手放しに言えないな…と思った。

大勢が喋ってると集中しなきゃいけないのに全然集中できないとか、片付けられないとか、経費の整理とかが苦手とか、すぐ気が散っちゃって他のことが気になっちゃうとか、(ADHDとは診断されてないけど)心当たりありすぎて…
エンドロールの、話し声が色んな方向から聞こえてきちゃうっていうのもドキドキしたな…

でも、この映画のおかげで「エブリンは私だ」っていう感覚をポジティブに得られる人が増えるのは、とても良いことなんじゃなかろうか。

アジア人のミドルエイジ女性が、自分の人生のヒーローになる。

マルチバース映画じゃなくて、エブリンの脳内2023年宇宙の旅だなと解釈。


ただ、単純に好き嫌いは分かれそう…で、監督の好みで言うと私はあんまりかも…

犬は無事じゃありません。
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