yumiasa

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのyumiasaのレビュー・感想・評価

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dont think, feel!
って、これから観る人には言ってあげたい。
なぜか浅草花やしきを思い出す読後感。
脳がそのままアトラクションに乗せられて、急にブンブン振り回されて、何だかよくわからないままゴールしてた…
chaosって言葉がこんなに似合う映画、はじめて。

高熱が出た日の夢、もしくは何かしらのキノコを食べなきゃみれない世界(想像)。
アメリカの映画館だったらみんな爆笑してそうなバカバカしさ満載のシーンもあれば、泣かされるシーンあり、石を見つめる時間あり。要素が多すぎる!これをどう脚本にして撮って編集して映画にしたのか、想像したら気が遠くなる。映像や音楽の面白さは監督がMV出身と聞いて納得。

物語の主軸はシンプルな青い鳥モノ(主人公が何かを探しに旅に出るけど、一番大事なものは身近にあった)。しかしその旅先がフツウじゃない。
マルチバースでダイバース。荒唐無稽なんだけど、「うん、なんかこの感じが、私たちの生きてる2023年だよね!」と思える不思議。いろんな争いをloveで終わらせられたらいいのにね。

ずっとタイトルが覚えられなかったけど、最後ものすごく腹落ちする。
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