極限の家族再生物語。
家族仲に不安多ければ多い人ほど、
観たら家族に会いたくなる映画だと思います。
前半15分くらいは、少し駆け足なので世界観に慣れるまで混乱するのですが、
そこからは一気にわかりやすく回収されていくので、大丈夫です。
『テネット』の苦行を耐えた人なら、
前半は乗り越えられるし、ミシェルヨーの躍動にあわせて、苦難を乗り越えた快感を、主人公と分かち合えると思います。
登場するひとつひとつの小物が
「あー、わかる!夢のなかならそれ出てきそう!」というものが、それがあるべきところで使われていて、
芸の細かさと、自分はやっぱりアジア圏の人間なんだな、と思います。
アカデミー賞、大納得です。
しかし、映画館を出たときの、日本映画の広告みて、
テーマの小ささに少しゲンナリ…
もういらないよ…
海猿的な映画やマイルドヤンキー映画は…
頼んだぞ、仮面ライダー。
私たちを助けてくれ。