なんか賞を取ると構えてしまうというのか…デュシャンの泉を初めてみた時のような衝撃と戸惑いとでも言えば良いのか…
マルチバースだの言われたから構えてしまって…パラレルな時空間に個人が同時存在するとか言い出すからやたら考えてしまい、一体どこがコメディなんだ?笑えるどころか難しいんだが??となんの情報も見ていなかったので一人騒然…
乗っけから飛ばしまくりだし、マルチバースの概念や設定を把握するのに必死だった前半だったんだけど…考えるのやーめた!ってなり始めた頃にエスカレートするバースジャンプのバカバカしさに思わず声を出して笑ってしまい、その後は肩の力?が抜けたのかエンターテイメントとして楽しめた。
情報量過多の展開に先入観が漂白され尽くしたのちにやってくる家族愛って。。
例えが悪すぎるけど、天気の子ぐらい身勝手な愛情…家族愛。
それでいいのかな?それが大事な気もする。
結局そんな家族愛とトロフィーへのダイブしか印象にないっていう…ある意味奇跡の鑑賞後の印象。
なんかアメリカのこの手の破茶滅茶エンターテイメント確かにあったな!こんなシュールな作品がグランプリとはアカデミー賞の印象が変わったかも。