このレビューはネタバレを含みます
最近では完全にマルチバース的な考えに洗脳されて、夢を叶えた羨ましい自分がどこかに存在しているかもしれないと妄想したり、自分よりも不幸な境遇の別バースの自分が今のちっぽけな幸せを奪いに来るんじゃないだろうか、などと勝手な優越感に浸ってしまっているアホな私です。そしてこの映画も、今までの人生で様々な選択を悔やんできた(というか単純に頑張らなかっただけ…)自分にとって、ちょっと自己肯定できたっぽい気持ちにさせてくれる救いのような作品でした。かなり下品でハチャメチャな展開が続きますが、急に生物の存在しない石の世界に飛んで静寂したりするとことか、好きです。