ししまる

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのししまるのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

号泣しちゃったな〜〜〜〜〜〜〜
なんか…冷静になっていろいろ考えてたらメッセージ性とかいろいろいろいろいろいろ文句出てくるかもなんだけど…見た直後の今の気持ちとしては、号泣してしまった、という感じ、ぐちゃぐちゃになってしまった、

最後のあたりが説教くさいとか毒親は殺すべきとかあるのかもなんだけど、実際アルファ世界では殺してるし最初の世界でも別居してるんだけど、でもわかりあう…とこまでもいってないんだけど…いっしょにいたいって抱き合うことを2人が選ぶってさ…泣いてしまいました。
別々の道をいこうっていうアナ雪2みたいなところから、ああいう結論になるから…なんか…愛だよね………(雑)
家族だからって分かり合えないし縛られるべきではないしそもそも家族の定義って(以下略)みたいなよくあるやつ、そうなんだけど、でもそれでもこの2人は抱き合うことを選ぶってほんと……
しかもその根拠が特にないのがいいよね、別に母だから!!一緒にいるの!みたいな感じでもなくて、1番身近な他者として…みたいな雰囲気を醸し出しているように私は感じましたが…

マルチバースをなぜ人類が好きなのか、過去の選択についてつい思いを馳せてしまう弱い人類だからなんだけど、
あらゆる選択肢を選ぼうと、人類が生まれなかろうと、「憑依」しても人格の連続性を失わない、あらゆるマルチバースの「私」は「わたし」という前提も面白かったし、マルチバースってそうつきつめるとどんどん結局「自分」から出られなくなるんだけど、
夫という他者がそこで出てくるのすこぶる妥当〜という感じでよかった。
あと、あるゆる世界があるんだけどそこに「私」という軸があるなら、「私」が生まれた瞬間こそが最大のビックバンなわけで、母娘がテーマになるのもなんとなく一貫性がある感じか好き。


岩のシーンはやっぱり好きにならざるをえない

何回も見たら発見があるんだろな〜
ししまる

ししまる