ユージーン

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのユージーンのレビュー・感想・評価

3.9
 アカデミー賞の主要な賞を総なめにしただけのことはある作品でした。

 監督たちの前作「スイスアーミーマン」も奇想天外な設定で、それ自体はおもしろかったですが、本筋があまり理解できなくて、いまいちな印象でした。
 そんな反省(?)を生かしてか、今作もまた、設定がマーベル並みにぶっ飛んではいましたが、本筋もある程度わかりやすい内容になっていたので、はちゃめちゃな展開の連続でも自分なりに納得しながら観ることができて、おもしろかったです。

 役者陣も、難しくも楽しい現場だったんじゃないかな、と感じるくらい生き生きとして見えました。