クロスケ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのクロスケのレビュー・感想・評価

3.4
タイトルが暗示する、多元的な世界を多様なスタイルで、一つの物語にコラージュ的に内包させる語り口は、湯浅政明の『マインド・ゲーム』、細田守の『サマーウォーズ』、新海誠の『君の名は』など、21世紀になってからの日本アニメの影響を大いに感じます。
同時に、この感覚が同時代に生きる人間が誰しも共有する世界観なのだとも大変興味深く鑑賞させてもらいました。

すっかり中年になったキー・ホイ・クァンの姿を久方ぶりに拝ませてもらいましたが、その笑顔は『インディ・ジョーンズ』や『グーニーズ』の頃と変わらずそのままで、何だか嬉しくなりました。
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