キネマ寸評

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのキネマ寸評のレビュー・感想・評価

3.8
オスカー7冠ですか、知らなかった。狙ったとは思えないけど。
マルチバースのアクションものと思ってたら全然違かったよ、勘弁してよ。

人生家族は大事だな、と。優しさ大事だなと。自分の子供もいつか大きくなったらこんな感じになるのかな。この世のそんなことも小さなこと、というメッセージは嫌いじゃないです。家族もっと大事にしよう。
人生に向き合わないとな。そんな事思います。
先日車で煽られたから子供に後ろの車に向かって手を振らせたら煽るの辞めたよ笑。実際そういうのは大事だとは思ってます。

しかしね。
カンフーは必要ですかね。突飛な行動のキーで数あるバブルのスキルを引き寄せるのはご都合良すぎないかね。若干適当だし。そのマルチバースの種類もイマイチでワクワクしないし、ジャンプの理屈も特に笑えない。マルチバースの人格からの学びもやや説得力が無かった。華僑の苦悩なのかな。
しかしオスカーですか、マジか。

でも家族愛好きだしコラージュ表現も良かったよ。ローパンも久々で最高。特にジェイミーリーカーティスの手練れた演技は良かった。懐深い人だなと感心した。娘のジョイ役の子も印象的、声もいい。
ただね、僕はバカだから普通にマルチバースアクション観たかったわ。こういう釣りやアクションを使う感情表現、一連のマルチバースによる親子関係、旦那との関係、人生回想表現も遠回りすぎでした。ただの家族映画だったら特徴無いのでこういう事したかった気持ちはわかんないでも無いです。

あの、あれ少し思い出した、Sucker Punch、エンジェルウォーズね。スナイダーの。
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