RiRi

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのRiRiのレビュー・感想・評価

3.8
上演当時見に行ったけれど、レンタルが来てたので改めて見直しました。
壮大で複雑な世界観と思いきや、どこにでもある小さな小さな家族の物語。そんな映画でした。
複雑で、突拍子もなくて、めちゃくちゃな物語だけれど、その本質は身近な人への親切とお互いを大切にするという思いやりを現した作品だったと思います。
随所にちりばめられた有名映画のオマージュにクスっと笑えたし(まさかの『レミーのおいしいレストラン』のパロディはサイコーだったよ!)、バースジャンプして違う世界に行くごとに微妙に映画のジャンルが変わっていくのも面白かったです。

なお、個人的には夫役のキー・ホイ・クァンを久々に見れてとても嬉しかったです。あの『グーニーズ』や『インディ・ジョーンズ』に子役として出演していた彼を、壮年期になって再び表舞台で観れたのは、本当によかった。アカデミー賞での彼のスピーチは大変すばらしい内容で、見ているこちらももらい泣きしそうになりました。
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