フリーザ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのフリーザのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー作品賞取った映画を観ていこう企画。
95回アカデミー作品賞受賞作

SF、ファンタジー、アクション、コメディ、家族ドラマ、と色々てんこ盛りな珍作。

アカデミー賞並びに様々な賞を受賞したことで気になっていたので鑑賞。
相当変な映画だった。

アカデミー賞取る基準とか知らないけど、同性愛者やアジア人やらがメインキャラにいるのは狙ってるとしても、犬放り投げたりゲロ吐いたりお尻にトロフィー突っ込んだりディルド振り回したりとかなり下品で、こういうことやってても賞取れるんだという驚きがあった。やってることほぼクレヨンしんちゃん。

人には無限のたらればがあり、送ることがなかった人生、なれなかった自分がいる。そしてそれは自分以外の全ての人にも同じことが言える。そんな無限の可能性のうちの1つを同じ宇宙で共有している全ての人間に対して愛おしさ感じる。
そんな話だった。


序盤の「なんか面白そうなもんが始まったぞ」感は良かったが、娘がボスということが分かった辺り(と言ってもこれも結構最初に分かるけど)で「あれこれあんま話広がらないのでは?」と思い正にその通りになった感じ。
それが面白い所でもあるんだけど、ド派手な映像や異様なテンションで押し切っているが、実際は1日の出来事かつ家と税務署しか舞台が無く、それを思い出してふと我に帰る瞬間があるというか、あの異様なテンションもハリボテに見えサムく思えてしまうシーンが多かった。
多分2時間越えの長尺ということと、設定や人間関係といった作品を盛り上げる手札を早々に開示していて、尚且つストーリーにどんでん返しや捻りがあまりないからなんだと思う。
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