感想

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの感想のネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ジョイの「自分と同じものが見えるあなたに会ってみたくてここに来た」的な台詞になるせない孤独感や唯一の理解者になり得るかもしれない存在への切望感があって、それに対するエヴリンの「それ(無意味)でもあなたと一緒にいたい」って言葉にとてつもない愛を観た…。途方もない数の世界からたった1人のもとへ行く情熱がすごい…無意味って思ってるのに…。

とんでもない遠回りとすれ違いと相互理解不能の結論が出た末に、お互い搾り出した言葉同士のやり取りだったからとても印象的だった。無意味とされてる時間があの突拍子もないこと合戦してるところにつながるように見えた。
それからウェイモンドの能天気そうに見えていた優しさが、彼なりの戦い方って分かるシーンもかなり好きだったな。
マルチバースものを見たのがこれが初めてで、でも世界が〜とならずに身の回りのことなのが温かさを感じたり。

エヴリン主軸とはいえジョイが母親の方へ行く=丸くおさまるはなんかな…って思ったけど、結局エヴリンの方にいることを選んだのはやっぱりエヴリンを求めてたからでいいのかな…?

中盤の長い長いくだらない事やったやつが覇権!のターン面白かったけど、犬はさあ…!!!


↑から色々な考察や感想読み漁り続けていて、何者でもないから何者にもなれる可能性があるエヴリンが主人公って言うのを知って置き方が本当に秀逸……。
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