そむ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのそむのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

「突拍子もない」という言葉がこれほど合う作品もあるまいて。

色と形は似ていても、虚無や絶望の象徴であるベーグルに飲み込まれるのではなく、ウェイモンドの愛や優しさの象徴であるおめめシールを選択するところがよかった。
頭は常に同時進行で色んなことを考えてて、めちゃくちゃでイライラが止まらない、ふとした瞬間虚無の谷に吸い込まれて消えたくなる。
でもそんな時こそあえて楽観的に生きて、人にも自分にも優しくならなくちゃ。

女優バースでの画面の雰囲気が大好きな「花様年華」のようで、しっとりしつつどこか突き放すような感じがたまらなかった。
そむ

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