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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのryotothefilmlogのレビュー・感想・評価

3.9
少年ジャンプとディズニーのエッセンスを混ぜ合わせて、そこにナンセンスの要素を10乗くらい掛け合わせたら、何故だか最後はウルッときてしまう摩訶不思議なテンションの映画。
指先がソーセージの世界線て何よw

これ一体どこに連れてかれるの??と思って引きずり回された結果、見慣れた自宅のリビングに座ってる自分が映し出されてエンドロール的な。
ずっとスピードメーターが壊れたジェットコースターに乗せられてる感はなかなか気持ちよかった。

絵作りもチャレンジングだったし、映画としての仕掛けもおもしろい。
ひとつケチを付けるとしたら、全編通じてジェットコースターを疾走することになる主人公エブリンのパーソナリティの描写をもう少し丁寧にやってくれていたらもっと感情移入できたかも。

とはいえ「やばい映画作ろうぜ!」ていう製作陣の気概はガンガン伝わってきて最高だった。
家族全員で観てみて、それぞれの感想を聞いてみるのも面白そう。
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