TsuyoshiNomoto

テオレマ 4Kスキャン版のTsuyoshiNomotoのレビュー・感想・評価

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)
2.5
私にはまだ解釈の記号が足りてないのだと感じました。おもしろく見れなかった。
暇と退屈の倫理学みたいなテーマはあったように思う。いわゆる労働に追われないことによって、気晴らしの中にある退屈がより顕在化するというテーマ。気晴らしが退屈となることで、その退屈に耐えられなくなる(その意味で退屈は気晴らしのスパイスでありツイストである)。気晴らしは別な気晴らし、別な運動へと向かう。要するに、飽きたら関心が別な方向へ向くという、それだけのことではあるのだが。
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