フランスの女流作家コレットが、1920年に書いた小説「シェリ」が原作。フランス文学の代表作で、とても有名らしいけれども、フランス文学に、全く知識がないので、全然知らず、どんな話なのかも分からずに観た。
フランスのベル・エポック期(19世紀末の最も華やかなだった時代)に、ココットと呼ばれた高級娼婦のお話。ココットを引退して優雅に暮らしていたレアが、仲間のココットから、息子の教育係を頼まれ、引き受け、親子ほどの歳の差の2人は、恋に落ち…。
美しい話だと言われているようだけれども、全然合わなかった。小説は、良いのかもしれないけれど。
ラストには、ちょっと驚いたけれども、そういう話の展開は、嫌いじゃない。
ミッシェル・ファイファーは、あの歳で、とても美しいとは思うけど、なんか痛々しく見えてきちゃって。
シェリを演じたルパート・フレンドも、先日観たばかりの「ヴィクトリア女王 世紀の愛」のアルバート公の時の方が良かった。同じ年に製作された映画だ。
シェリの母親が、キャシー・ベイツで、彼女も高級娼婦だったっていうのが、信じられない(笑)。
エドメ役のフェリシティ・ジョーンズが良かった。