すずめの戸締まり
良くも悪くも小説と同じ感想
絵も小説から連想されるイメージと
ほぼ完全に重なり、言葉による
表現力の高さを感じた。
僕の思う主題は
「非合理から出でる闇の力、またその力を源泉とした自己犠牲」
だが、終盤に方向性がよく分からなくなった。
ストーリー設定や音響で感情を揺さぶられやすい為、一般的には重い作品かもしれない。
僕の場合、そういところった表層（といっていいか分からないが）をあまり重要視せず、新海がこの設定にした意識（無意識問わず）、伝えたい事にフォーカスしていた為、そこにはあまり反応できなかった。
正直鳥肌が立ちやすい僕だが、一度も鳥肌が立たなかった。
最も好きな映画監督の1人であり、人生を変えた映画（秒速5センチメートル）監督である為残念だが、今後、多くの批評を見る事で自らが捉えられていない部分を見つけ、再評価できたら嬉しい。
