にしや

すずめの戸締まりのにしやのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

よかった!
行きて帰し物語なんだな〜。

小さいすずめが泣き叫びながらお母さんを探していて出会ったのは、実はお母さんではなく成長した自分自身だった…というのがとても残酷でとても優しくていいなと思った。「あなたは光の中で大人になる」と言う言葉がとてもよかった。11年たった今だからこそというのを感じた。

ロードムービー的な流れがよかったね。
すずめと草太さんがどうしてあんなにひかれ合うのかは、まぁ納得感はあるけどもうちょっと描写があってもよかったかなーと思う。結構序盤で椅子になっちゃうからな草太さん…。

どうやって草太を救うか?とすずめの過去がリンクするのはよかった。
すずめの過去については「死ぬのは怖くない」「生き死には運」という言葉でサラッと触れてるのがよかった。実際4歳だったら細かいことは覚えてないだろうし、リアルだと思った。

おばさんが激情をぶちまけるシーンはドキッとした。生々しい。

ダイジンは左大臣・右大臣なんかな?ダイジンのミスリードはよかった。

MVPは芹沢くんです。気持ちいい男だ。懐メロ流す趣味もよかった。魔女宅リスペクトよかったですね。

世界観の設定やストーリー構成がかなり好みだったし、絵作りもよかったんだけど、全体的にめちゃくちゃテンポよく進むのでもうちょいタメがほしいなと思った。草太を救うために扉をくぐるシーンとかラストのタイトル出るとことかもうちょいタメて〜!ってなった。わざとなのかなーとは思うけど…。
そこはちょい残念。
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