らいうぱ

すずめの戸締まりのらいうぱのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ素晴らしい作品でした。
震災をテーマにしているから色々考えさせられる。

いすの脚が一本足りないのも母と離れてしまったのも理由が3.11にあったとは…
とにかく伏線回収が綺麗でした。

志半ばになってしまった草太が要石から解放され、まだ生きたいと叫ぶシーン、生命の脆さ,弱さを表しているように感じたが、そのような言葉で終えてしまうのはあまりにも浅はかだと思いました。
あの心からの生きたいという気持ちを叫ぶのは震災で志半ばで生命を落としてしまった方々の代弁のようにも感じられました。

映像がめちゃくちゃ綺麗で、IMAXで見る価値が十二分にある一本です。
地震の振動とかも体験出来るのでIMAXさまさまです。

漁港の車のナンバープレートが「343」で刺身、芹澤さんのナンバープレートが「せ630」でせりざわと読めるなどナンバープレート大喜利がすごかった笑
見つけられてないのもいっぱいあると思います。

あと懐メロを上手く使っているなぁと。
名曲は色褪せませんね

ダイジンの行動にはやや疑問が残りますが、それを踏まえても最高でした。

新海誠本にも書いてある、まさにそのとおり新海誠史上1番コミカルでおもしろく1番シリアスで重い作品です。
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