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すずめの戸締まりのkazu1961のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.3
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-530
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋“震災”をテーマにして、宮崎から愛媛、明石海峡を抜けて地元神戸、そして東京へとその“災い”を阻止すべく、平凡な女子高生が、魔法で椅子に姿を変えられた「閉じ師」の若者と共に、各地に点在する扉を閉めるための旅に出る姿を描いた作品。とても地震大国日本ならではのテーマと、そんな状況下でも「閉じるべきものをきちんと閉じて前へ進もう」という希望のメッセージを投げかけてくる作品、個人的には阪神大震災被災者としてズシンと心に刺さってくる作品でした。

🖋️『君の名は。』『天気の子』と続いた新海誠作品の中では本作が一番刺さりました!!ずっと新海誠が追い求めている「災害があっても、そこで生きていく」というテーマが昇華された作品のようにも思えます。そして相変わらずのリアルな風景描写、知ってる場所が多く出てくるが故のそのリアリティはアニメを超えてきますね!!

🖋️クライマックスの宮城編では、亡き人への鎮魂、一日でも長く生きていきたいという素直なメッセージに涙が自然と溢れてきました。とても観終わった後に多幸感すら感じる作品、元気をもらえました。

🖋️あと、私の年代的に神木隆之介が声を演じるチャラ男っぽい、芹澤の懐メロがツボにハマりました。そして着地をしっかりと魅せているエンドロールも見逃せません。

🖋️本作、“災いの元となる扉”を閉めるために旅をする少女の姿を描いたアニメーション作品。宮崎に暮らす女子高校生が扉を探す不思議な青年と出会い、災いをもたらす扉を閉めるために日本各地の廃虚へおもむきます。少女すずめの声をオーディションで選ばれた原菜乃華、災いを招く扉を閉める“閉じ師”の青年草太の声をアイドルグループ「SixTONES」のメンバー松村北斗が担当しています。そして二人を支える、すずめの叔母・環役に深津絵里、草太の祖父・羊朗役に松本白鸚、さらには染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、花澤香菜、神木隆之介という精鋭キャストが集結しています。

😢Story:(参考: 公式サイト)
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。
すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。「すずめ すき」「おまえは じゃま」ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう―!それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、すずめは慌てて追いかける。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”。旅先での出会いに助けられながら辿りついたその場所ですずめを待っていたのは、忘れられてしまったある真実だった。

🔸Database🔸
・邦題 :『すずめの戸締まり』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2022
・日本公開 : 2022/11/11
・上映時間 : 121分
・受賞 : ※※※
・監督 : 新海誠
・脚本 : 新海誠
・原作 : 新海誠
・撮影 :
・音楽 : RADWIMPS、陣内一真
・出演 : 原菜乃華、松村北斗、深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉、神木隆之介

🔸Overview (映画. com)🔸
「君の名は。」「天気の子」の新海誠監督が、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる「扉」を閉める旅に出た少女の冒険と成長を描いた長編アニメーション。
九州で暮らす17歳の岩戸鈴芽(すずめ)は、扉を探しているという旅の青年・宗像草太と出会う。彼の後を追って山中の廃墟にたどり着いたすずめは、そこだけ崩壊から取り残されたかのようにたたずむ古びた扉を見つけ、引き寄せられるようにその扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で次々と扉が開き始める。扉の向こう側からは災いがやって来るため、すずめは扉を閉める「戸締りの旅」に出ることに。数々の驚きや困難に見舞われながらも前へと進み続けるすずめだったが……。
「罪の声」「胸が鳴るのは君のせい」などに出演してきた若手俳優の原菜乃華が、オーディションを経て主人公すずめ役の声優に抜てきされた。草太役はこれが声優初挑戦の「SixTONES」の松村北斗。そのほか、深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、松本白鸚らが声優を務め、新海作品常連の神木隆之介、花澤香菜も出演。音楽も、新海監督と3度目のタッグとなる「RADWIMPS」が、作曲家の陣内一真とともに担当した。
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