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すずめの戸締まりのrのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.5
よかったー!!!!相変わらずの映像美。どこを切り取っても綺麗。

どんなに絶望でどんなにどん底でも、未来の自分は誰かにとっての大切で、自分にとっても誰かが大切で、意外とちゃんとやってるんだって思えると今を生きる意味とか今を踏ん張る意味みたいなものが見えてくる気がするな〜。

新海作品はヒロインが世界を背負ってばっかりだ。どのヒロインも強くて優しい、本当にすてきな女の子たち!!!今作は旅の過程で出会う人たちも温かくてよかったな〜。芹澤さん、大学生にしては出来すぎなくらいいいやつ。

あと、原菜乃華ちゃん、声が綺麗すぎる。映画観に行く前auのCMで声聞いた時もめっちゃ引き込まれたんだけど、映画観てもやっぱ思った。ものすごく綺麗で澄んでるけど力強さも覇気もあって、浸透力のある声してる。演技も上手だし。「草太さんのいない世界が、私は怖いです!!!!」のところ良すぎて泣いた。すずめのセリフでここが一番好きかも。あとauのCMもめっちゃ好き。

今作もよかったけど、なんか戦ってる対象が「君の名は。」の彗星と「天気の子」の天気と違ってミミズっていう謎の生命体かなにかわからないものだったから現実味が薄くて大袈裟に感じてしまったところが多少ある。彗星も天気も大袈裟っちゃ大袈裟よ?でも現実味の有無というか、ファンタジー要素が過去2作よりも強かった気がするな。この点、私は過去2作の彗星とか天気みたいに、現実世界にあるものが異質な形で主人公たちを襲ってしまう物語の方が好きだったかも。ミミズは現実世界にいないじゃん?

でもこの映画ももちろん好きよ、観てよかった面白かった!
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