話題作はネタバレ踏む前にと思い、足早に観てきました。前情報として震災をかなりしっかり題材にしているということだけ念頭に入れて鑑賞。
観る直前にFilmarksで「新海誠が何が言いたいのか分からない」というレビューを読んでやや不安になりましたが、私は逆に新海監督が言いたいことが分かりやすぎるくらい分かりやすいと感じました。
震災を題材に取り上げることは簡単だけど、それを作品として昇華させることはかなり難しいことだと思ってます。
少しでも軸がズレるとあの出来事を「茶化してる」ように受け取られるからです。新海監督がそこまで考えて世に出しているかは不明ですが、かなり"賭け"の作品だったのではないかと。
観る人によっては怒りや悲しみを強く感じてしまうのではないかと思いますが、フィクションと現実をおり重ねて描く、新海監督攻めの作品になっていたと思います。
あの凄惨な災害をことを一刻も早く忘れたいという気持ちもあれば、決して忘れてはいけないという思いを強く感じました。
12年って、当時4歳だった子があんなに大きくなる年月なんだな。
