地震の描写がでてくることは知ってたけど、結構リアルに出てきて、普段みる映画とは違った恐怖感や緊張感があった。震災の年の神戸に生まれて、小さい頃から震災時の話を聞いて育ってきた人間としては、この映画を楽しみにしていた母が見た時に思い出してどんな感情になるのだろうと心配になった。私は生まれ育った神戸が映画に出てきて嬉しい感情と、みみずが広がり地震が起こりそうになるのを「本当にやめて。」と心の底から願ったり、その綺麗な夜景が守られた瞬間に「本当に良かった」と他人事じゃなく感じた。
映画は伝えたいメッセージがまっすぐで、「常に付きまとう死を前に、この美しい世界に少しでも長く生きていたい」そんなテーマがあるのかなと思った。
