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すずめの戸締まりのowlマンのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

映像、世界感はやっぱり凄かったです。

“忘れてはいけない出来事”を“忘れていかれた場所たちの声”で思い返すための映画だと思いました。

地震速報や、芹澤さんが荒廃した街を見て『綺麗だね』と言った際の鈴芽の気持ちも決して綺麗事やフィクションではないものを感じました。


前作『天気の子』とくらべて、結構複雑な感じがしました💧...ので先行上映で観たけど、小説もよんで欠けたピース捜索しました。


【土竜(もぐら)】って漢字は、昔は【みみず】とも呼ばれていたらしく、今作の“みみず”は“地脈”や“土の竜”なので一応は“神様”の類いなのかな?『日不見の神(ひみず)』らしいのでやっぱり“神様”なんですね。

どうして、草太が要石となったのか...?

神様だから“信仰心(好意))”が力の元(にぼしは捧げもの?)であり、鈴芽が“草太”を信仰(好意)した事で“要石”の力は“草太”へ移ることができて、鈴芽が『嫌い...』と言ったから、また“ダイジン”はガリガリ猫に戻ったのかな?

ダイジンは人の手で“要石”を納めないといけない事は知ってるいるので、仮として“草太”を“要石”にして一時的に封じて、後ろ戸へ行った事がある鈴芽は“草太”を助けるのを見越して、本封印をするためだったのかな?

小説を読んでもわからない💦でも一説“要石”を抜いた時に『まるで話かけられているように。』と書いてあるので、最初から選ばれていたのかな?ただ気づいたのが鈴芽だったのか?う~ん...

鈴芽が、色々な人に助けてもらえて幸運なのは、もしかしたら“ダイジン”のお陰だったりして!!

後ろ戸が“いってきます”“またね”と出て行った人を、もう二度と聞けない“おかえりなさい”“また来たね”を待っているように思えて、祝詞の最後の『お返し申す』が“おかえりなさい”の代弁に聞こえて、鍵を閉めたあとの扉は寂しく感じました。

答えがないし、色々と考えたり、考察する映画でした。

また色々と浮かんだら、追記したいと思います。
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