なめも

すずめの戸締まりのなめものレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.2
戸締まりする際にその土地の声を聞くって設定すげーよかった。今となっては廃墟となってしまったけど当時はみんなの夢や希望が詰まった場所だし、今でもあの場所を懐かしむ人がいる描写はずるかったよね。
「あの場所に行ったの久しぶり。昔あの中学に通ってたんだよね」「遊園地電気ついてる?!」うるっときちゃった。

しかも土地の声を聞くってことが最後の重要な鍵になってたのもずるかったな。鈴芽のふるさとで土地の声として流れていた様々な家族の「いってきます」、その後起きてしまう災害のことを知っているとほんとに辛すぎました。

説教されているような映画は見ててうるせ〜ってなりがちだけどこの作品はうるせ〜ってならなかったな。今の日常は決して不変のものじゃないんだよなって改めて思っちゃった。
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