ヒサオカケイコ

すずめの戸締まりのヒサオカケイコのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
5.0
めちゃくちゃに泣いた……映画を観てこんな泣くの久しぶりすぎて…… 感動もしたけどそれより可哀想で泣いた、だってダイジンが死ぬほど切ないでしょこれまでずっとがんばってきたのに…泣 神様も人間と同じで心配され気にかけてもらうことが大事で、嫌われたり無関心にされると神様の力が弱まっちゃうってことね

声優やってた山根あんさん、すごいよ… あと伊藤沙莉さんの神戸弁とそこらへんにいそう感もすごかった。完璧すぎ。震災の話なんですが、死者の告白という本の中に出てきた少年のことを思い出して、これは映画のなかだけの嘘の話じゃないよなと思ったら自分ごとみたいにつらかった。『君の名は。』や『天気の子』のように「ぼく」が「きみ」を救う物語ではない。誰かに救われるのではなく、亡くなった人の死を受け止めながら、自分で自分自身を救う。


「あなたがいない世界をいるのは怖い」