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すずめの戸締まりのj3livingのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.2
今までもずっと言ってきたけど新海誠アニメの魅力は空の描き方にあり!

これまでも各新海作品にあった少年少女の淡い恋愛、今回は少女のちょっとお兄さんへの恋愛模様。
謎のお兄さんはロン毛で放浪してる風の見た目に反して、やさぐれ感は無く好青年だったけど、教員になりたきゃそりゃそうか。
その他にも本当の家族と仮初の、だけど深い愛情で結ばれた家族の関係性。
宮崎の(?)女子高生が成り行きでフェリーに乗っちゃって愛媛まで行くことになって、こりゃ大変だ!とか思ってたらその程度じゃ済まなかったという。「富士山見たかった」のくだりは、物語の主人公とはいえごく普通の地方の高校生って感じで好感が持てますね。

冒頭15分とかをTVでやってたので、なんか凄い怪異みたいなのが出る、って知ってたけど、まさか私の故郷の方のあの出来事につながるとは、予想外で、でもだからこそ心を揺さぶられました。
あの事を映画として描く事に関しては色々思う人も多いでしょうから、多少見るのに注意は必要かな。
ネタバレになるから何の事かは言えないけども(他のレビュアーさんは書いてるw)。

主役キャストの2人、アニメの演技としては松村北斗君の方が若干違和感がある気がしますね。あと声質がキャラ絵に比べて幼い感じも。
神木君はさすがの経験値で良いですがちょいワル大学生はどうかなあ。見ていくうちにいい奴になってったから結果合ってたけど。

ダイジン最初はかわいいからこそ、憎らしいけど、後半はかわいくてかわいい。
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