Neumann

すずめの戸締まりのNeumannのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.7
始まりは2011年3月11日の東北地方。4歳の女の子は母を探して彷徨う中で、その母と思しき人から自分の小さな椅子を受け取り、こちらに戻ってくる。

九州で叔母と暮らして12年。高校2年生になった女の子は、閉じ師を稼業とする青年と出会い、扉が開いて運命が動き出した。

死ぬことは怖くない。死ぬより怖いことが、あるという。それほどの経験をした人たちが、あの震災でどれほどいただろう。
もう12年。

禍の封印が解かれたことと新たな厄災を発生させないために、すずめはイスと一緒にネコを追いかけて日本を北上する。
出会う人たちの暖かさに、少し救われるも、たどり着いた東京で禍の歴史を知り、運命を呪う。

心優しいイスのツレが心に効く。
田舎のミノルくんの恋が実ることを願わずにはいられない。

この映画に、アラフォーの今、出会えてよかった。効くぜ。
2022.11/22 TOHOシネマズ新宿
Neumann

Neumann