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すずめの戸締まりのyoのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.6
感じたこと、思ったこと、話したいことがありすぎる映画だった。色んなものを描いている心に来る作品で、色んな人達に観て思ったことを話してほしい作品。

題材、ストーリー、登場人物、モチーフ、情景、心の揺れ、台詞から、それぞれ観た人達が抱える心の琴線に触れる描写がこれでもかと詰め込まれている。
今までの作品に比べてテンポは速いかもしれないけれど、ひとつひとつに思いが篭っているからどれも欠かせないシーンだし、ストンと違和感無く心の中に入ってきていた。

鈴芽があの場所で口にした言葉は、新海さんからの今を生きる人達へのメッセージなんだと思う。願いであり、伸ばされた手であるんじゃないかな。



なぜ猫なのか、幼い声音で無邪気なのか、黒と白なのか、大きさが違うのか。風習って物凄いなってことをポップに出すやんけ、なんて思った。
どうして爺ちゃんはあんなにも優しい声音で窓にいたあの子に話しかけたんだろう。元凶はどうしてああいった場から生まれるんだろう。なぜ対なんだろう。彼女らは対になってたよなあ。
あのテンポの早さは意図的だろうか。吹きすさぶように進んでいくのは誰視点だろうか。
これで終わりにしていないだろうか?
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