良かった。
君の名は。で衝撃を受けたが、
天気の子はいまいちハマらなかった。
今回は前2作品と比べて緊張感が凄かった。シン・ゴジラやジブリ映画のハラハラ感があったと思う。
ジブリ感強めだが、いやらしさがなく
すごく好みだった。
今時ジブリに影響を受けていない方が不自然ですから。
ちなみに前情報は無しで観ました。
その方がおすすめです。
ここら辺からネタバレあるかも。
ソウタさんは椅子に馴染んだ時が1番輝いてた。すずめ椅子にチューしろーって呪いながら観てた。
ダイジンは完全にサイコパスキャラで、敵が味方か不明。
だが神様とみた時にやっとその振る舞いの意味がわかる。
いち人間の意志など取るに足らないものではあるが、それらが産み出す営みこそが神の国をつくっている。
忘れちゃいけないんだ。
プレートと扉の向こうをリンクさせているのは、神道が根底にある日本人だからこそ理解できる世界観だなと思う。
(自身は仏教家系だが、神道も生活の一部であった。)
よくよく考えると、戸締りの仕事って、ものすごくメンタルもってかれるはず。
その扉の歴史や想いに寄り添う。
あれはすごい。
すずめが幼い自分と対峙した時のように、
私も自身と対峙出来ているのだろうか。
かつて神の国だった日本も同様に対峙出来ていくのだろうか。
あの2人(?)のような犠牲というか、
帳尻を合わせて身を挺してくれる存在の上に、国が成り立っている。
しかも人知れず。
この意味を注意深く
みつけていかなきゃいけないね。
日本人だからわかる哀しさとやさしさ、
そして希望のある映画だったと思います。
あとこれを観てからのマックのCMはたまらん。こういう所も上手いなあ。笑