れん晴

すずめの戸締まりのれん晴のネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

過去の作品よりもすんなり見れたかなぁと。
パラレルワールド感が強いと理解できなくなるから苦手だけど、本作はそんな感じが少なかった気がする。

背景は綺麗だし、リアリティはあったのは良かった。あれだけリアルに描かれているのならば、公開前から地震のシーンがあるなどと警告出すのも分かるし、出して正解。


すずめの行動が謎。
まず、学校をサボってまで廃墟の有無を聞いてきた男のことを追いかけないし、扉を開けて違う世界が現れても入ろうとは思わない。恐怖が勝つのでは?非現実的な風景を目の当たりにしたらすぐに扉を閉めると思う。そこら辺に落ちているものを手当たり次第に拾わないし、防衛本能が全くない行動でおかしいでしょ。と思う。
直感がそうさせていると思うようにしたけれど、限度がある。高校生という、物事をきちんと考えれる年齢であの行動はないわ。と引いた。扉を開けっぱなしにしたのも、要石を抜いたのも、草太が要石になってしまったのも全ての原因はすずめにある。
手伝ってあげてる的な、人助けしてる的な感覚でいるのがイラつく。


幼い頃に出会った人が高校生の自分なら、同じ時間ループしないか?高校生からちゃんと成長できるのか?とふと不思議に思ったけど、その後は描かれていないので想像に…って感じなのかな。


ミミズが常人には見れない設定なのは理解できるけど、ミミズが空に覆い尽くして雲空みたいに暗くなったときは常人はどう見えているの?空は晴天で雲ないのに……
ダイジンがスナックで人間に見られてるってことなのか?常人の目線での映像があっても良かったかなぁと。


見た瞬間はよかったーと思いつつも、時間が経ってよく考えると否定的な感想が出てきてしまう。
れん晴

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