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すずめの戸締まりのhrkwaのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

これまでの新海誠監督の集大成であり、最高傑作。

改めて新海監督は、言葉にできない日本人の潜在意識みたいな部分を表現・刺激するのが、本当に上手いと感じた。
観ていると心の奥底から揺さぶられる、突き動かされるのが新海作品の特徴だ。

中でも本作は、3.11という現代の日本人の一つ根底にある部分をダイレクトに扱っていて、そのインパクトは凄まじい。

「震災への向き合い方」が本作の主題であり、辛さを抱えながらも強く生きていこうという強いメッセージが特に下記の2つのシーンから伺える。

①終盤、草太がミミズに要石を打ち込む時のセリフ
②鈴芽が4歳のすずめと出会ったときの鈴芽からのメッセージ

また新海作品には、"時空を超えて思いを届ける"みたいな部分が共通してあって、その点がクリストファー・ノーラン監督作品と少し似ているなとも感じた。
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