このレビューはネタバレを含みます
人の気配がない場所にある閉まっていた扉。
目的が無いけど出てくるミミズ。
その扉が開きミミズが出てくるのは、人々の記憶から忘れ去られないように、後ろ戸が開くのではないかと感じた。
いってらっしゃい、いってきます
と
おかえり、ただいま
が必ずしも《対》ではないと思い知らされて、
日々の当たり前を大切にしないとと思った。
解釈は色々あるだろうけど、
私は見れてよかったです。
環がすずめに言った
「うちの子になる?!
すずめがダイジンに言った
「うちの子になる?」
これらの言葉の重みが後からきた。
高校生のすずめが言った
「生きるか死ぬかただの運」
というセリフは、簡単に言うなーと思ったが、
その言葉は本気で、
4歳で被災し母親を亡くす経験は、それほど大きな衝撃であり、なにも経験していない私には到底分からないだろうな…