このレビューはネタバレを含みます
何よりもまず、すずめの行動力と身体能力の高さに目がいった。
東京で橋から飛び降りるまでのシーン、パルクールっぽくてかっこいいな〜。
ファンタジックな要素と、現実に発生する「地震」という災害が絡み合う。人間と自然の関係を、「要石」や「ミミズ」といったカタチで描くのは面白かった。
しかし、地震速報の音や、ミミズが常世から現世に出そうになるシーンの恐怖感はすごかった。東日本大震災から11年たち、その頃の未就学児も今は中高生になったんだな…と時の流れの早さに驚く。
特典の環さんの小説を読んで、もうちょっとこの世界に浸っておこう。