このレビューはネタバレを含みます
上映開始からずっと見たかったのにタイミング合わずレイトショーに滑り込んで見られた。
すずめのお母さん目線になって号泣。自分にも未就学児の娘がいて、寝かしつけて夫に預けてから見にきたから。10代、20代の頃に新海誠を浴びた時とはまた違う環境に自分もいて。
出会った瞬間の草太の横顔がハウルを思い出して。扉の向こうの常世もそれっぽいなぁ。共通の概念というか世界観がどこかに存在するのかな?
過去と繋がるのも然り…。ちょっとラスト予想できたのもハウルのおかげかな?
まず学生の女の子が近所で見かけない若い男について行ってしまって心配…笑
廃墟とか不審者の溜まり場になってない?いやファンタジーだから考えなくていいんだし若い頃はそれこそワクワクした導入だろうに、老けてしまったな…悲しい親目線。
震災を直で経験していたので結構しんどいな、えぐいな、という感想からスタートして。
すずめの、「死ぬのなんて怖くない」の言葉が始めは無鉄砲さに感じたのが、死ぬのなんて運次第だと思ったというセリフで、なるほど震災を体験して母を亡くしてではそうなるよなぁと腑に落ちて。
おばさんの気持ちもしんどいし分かるから偉い、よく育てたね…言ってしまえてスッキリしただろうしよかったね…
あと芹澤めちゃくちゃイケメンやん…いい友達だねぇ
草太は、すずめから見たら酷く大人に映るけどなるほど大学生だと分かると途端に幼く見えて、まだまだやりたいことも夢もあったよねと切なくなる。また親目線…
震災の描写がエグい分、振れ幅で記憶に残ると思う。新海誠監督は震災をなんとか記録したい、描きたいという気持ちがあるんだな…と天気の子から続いての感想でした