ようやく観てきました。まだやってたのでIMAXで。
ロードムービー的な殻に包んだ新海誠ワールド。災害を結構ストレートに描いていて受け止め方はかなり人によるかもなぁ、という映画。
展開自体は分かりやすいし、テーマも今回はストレートなので一般ウケはしそうだけど個人的には前作天気の子の方が好きだったかな。どうも途中キャラとストーリーに乗り切れず。
でもラスト30分の展開と最後のすずめとすずめのシーンはグッときて涙腺に来たなぁ。ラストの展開のカタルシスは流石だった。
あと声優がとにかく豪華。松村北斗の声はいい声だが特徴的すぎてちょっと主張しすぎな感も。深津絵里は声でも良かった。
新海誠全開な絵作りはとにかく素晴らしかった。今作は全国行脚することもありさまざまな土地の景色や空気感がリアルに表現されて新海誠の真骨頂って感じ。
最後要石は２つとも扉の向こうに行ってしまったけど、もう表の国には要石が無いってことだよね。いつ大地震が起きてももう防ぎようがないというメッセージなのか…だとすると中々シビアなメッセージだなぁ。
ちなみに、かなり露骨に3.11や地震を描くので人によっては観るのに注意がいるのかも。
