監督新海誠
2022年公開作品
新海誠が日本のアニメーション業界に名前を残すと感じた作品。
現代の日本文化を描写したシーンが多く時代が進んだ時に違った印象を受けそう。
場面の展開にやや無理のある部分はあるもののそこはフィクションアニメのご愛嬌ということで、それ以上に作者の鑑賞者へ伝えたいメッセージが2時間余りという上映の中に存分に盛り込まれている。
綺麗な背景や描写は新海誠クオリティで緻密かつ丁寧に描かれていて、いまの映画技術の最先端と言える。
考察の余地が充分にあり何度も観たい映画。ネタバレは避けるが刺さる人にはとんでもなく心に残る作品。
擬似体験と鑑賞者の想いに自身を重ねることでとても切なく言いようの無い感動を受ける。