このレビューはネタバレを含みます
犠牲と責任の物語。
今回の主人公は皆それぞれ自己を犠牲にしているという感覚を持みながら生活している。すずめ、環さんやソウタだ。
その中でもすずめや環さんは自分で決めたからいいのではないか?と思ってしまうが、それは責任という観念を履き違えている気がする。
一方で1番可哀想なのはソウタである。自分からなりたくもないのに閉じ師になり、挙げ句の果ては要石にもなってしまう。
1番可哀想なソウタが1番頑張るのがこの映画の見どころだと思う。
個人的には椅子になったソウタと芹澤が好き。