過剰なセリフを廃してロードムービーとして風景描写に詩情を託すことで新海新海誠史上最もエンタメとして成功している。気持ち悪いポエムが聞けないのはそれはそれで寂しいのだが椅子になったイケメンに乗っかったヒロインの足を舐めるように映す描写がちゃんと入っていて気持ち悪さは相変わらずだったのが良かったです(誉めてる)
ただロードムービーを通して物語がまったく進んでおらず前半ストレス。大臣とかも裏設定ありそうな描き方するのはいいけどそれならちゃんと本編に反映させてくれ｡「分かり辛い」ことと「分からない」ことは別の話だぞ。あとクライマックスの大スペクタクルで急に設定変えるのはさすがに反則。
新海誠に彼特有の個性があるのは分かるのが色々と偏りや問題はあると思うので一度くらい脚本や演出は他人に任せてみてもよいのでは？と思う。
