つれづれなるレビュアー

すずめの戸締まりのつれづれなるレビュアーのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

近くの映画館で今更鑑賞。

全体として少し期待外れだったな、と思います。
まず、物語の冒頭部分で「幼い自分に顔の見えない未来の自分が近づいてくる」という「これがクライマックスですよ」という提示がでてくる。

これで、残りの約2時間はここに戻ってくる前座を見ているような気分になってしまった。
その構成が残念だった。

また、これまで以上にメインキャラクター以外が活かせていないと思う。

場面展開のためだけや、何かを教えるためだけのキャラクターがおおかったように思う。

最後に、新海監督の絵の綺麗さ、作画等
に慣れてしまってきている部分があって、昔の名画や名キャラクター、どこかで見たような、聞いたような感じを個人的には強く受けました。

新海監督の描く世界観や才能の発掘能力、アイデア等好きな部分は多いので、少し残念な出来に見えました。

あと、7歳の女の子が演じられた「ダイジン」はその演技で、よく掴みどころがない感じが出ていたと思います。

今後に期待!