おかやま

すずめの戸締まりのおかやまのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
2.5
【震災のトラウマを受け入れる話】

来週にRADAIMPSのライブ行くからその前にと思ってみた!

事前知識ゼロで行ったから震災がテーマだとは全く知らなかった。日付がちょうど合うようになってたの分かった時泣きました。

予告編から思ってたけど、そうたのいつも言う呪文がちょっとクサすぎた笑
先祖代々使われてきた表現なんだよとか、言わないのと言うのとじゃ全然違うんだよみたいなことを説明してほしかったなあ。

そんで、色んなとこの設定がすごい雑だった。世界観ゴリ押しでわかったような気がするけど、全然わからん。まあアニメってそういうとこあるよな。でもジブリは子供の頃訳が分からなくても面白くて、成長したら意味がわかって面白いんだ。だからこの映画は子供たちが観てどう思うのか知りたいところ。

加えて、アメリカで鑑賞。フランスとスペイン人の友人とみたけれどあまり震災の話は刺さってなかった様子。なんか惜しいんだよな。この映画が震災について、観客を考えさせられるレベルまで到達してないことが分かってしまった。私のように震災当時の記憶があるひとと、そうでない人ではこの映画から読み取れるものが大違い。クレジットかなにかに「東日本大震災における被害者とその家族に捧ぐ」とか、こういうのが1行あるだけでなにか違ったかも。まあこれを書くことですごく議論を呼ぶ社会的な映画になるし、新海誠監督にそこまでの思い入れはないんだろうな。

テレビでやってたらみるかもだけど、自分からもう一度みることはないかも…でも芹澤はものすんごい好きだった。でも物語の一部としてのキャラクター性というより、芹澤単体で目立ちすぎてた印象。新海誠ってオタクが愛してやまないタイプのキャラクターをどうしても映画に入れたいんだろうな…
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