cathy

すずめの戸締まりのcathyのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

次から次へとドラマティックなトラブルが起きて主人公がまわりをほっぽって解決しに急ぐという、なんか最近のコナン映画みたいな展開だった。
日本の馴染みのある風景が美しく描写されてるのはよかった。
旅立ちのときにルージュの伝言が流れたり、音楽とシーンがリンクしてる演出もオシャレ。
これってハッピーエンドなの?って感じる終わり方で、結局なんでダイジン・サダイジンは要石の役割を終えたかったのかよくわからなかった。ダイジンかわいそう。

■謎ポイント
・ソウタが初見であまり魅力的に見えない。タメ口で話しかけてくるロン毛の男に一目惚れするのなんか趣味悪くて共感できなかった。
椅子になってからの方がコミカルだし使命のために頑張ってるのわかるから惹かれるのはわかる。
・廃墟の水たまりに革靴と靴下履いたまま飛び込むかね?アニメだから水めっちゃきれいだけど現実は雑菌だらけ。入るにしても靴脱いでくと思う絶対。
・主人公が勝手すぎる。芹澤に長時間運転させといて突然車飛び出して芹澤が一服しだしたら「早く行かなきゃ」て、芹澤を少しは休ませたれよ。(そのあと道の駅で休憩する描写はあるけど)
最後も結局タマキおばさんに自転車こがせてるし。
急いでるにしてももう少しまわりに感謝したり謝ったりする描写があった方が好感が持てた。高校生なんてそんなもんかもしれないけど。(チカとスナックはまだ感謝する心の余裕があった)
・ソウタは教職目指してるという設定だけど、なんで休み取りにくい公務員になろうとしてるのか謎。こんなすぐ緊急事態にかけつけなきゃいけない役割、ぜったいフリーターとかのがいいだろ
・主人公が死を恐れなすぎる理由がナゾ。
「子供の頃から生と死は隣り合わせだと思ってきた」みたいなセリフがあったから震災で死を身近に感じたからなのかもしれないけど、だったら逆に生をもっと大事にしようとするんじゃないの?
cathy

cathy