Yamayou

すずめの戸締まりのYamayouのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
2.7
この映画のテーマは何なんだろう。
誰もが知る3.11を題材に扱って、
結局何を訴えたかったんだろう。

天気の子と同じで、
聞きたいことをずっと待ってたら
気持ちの悪いまま
すっと映画が終わってしまってた。

(悪い意味で)気になる点がたくさんあるけど、挙げるとすれば東京。
デカみみずを封じる直前の
人々の営みの描写

「厄災に対して人間社会は無知で無力である」ことを描写するに止めとけば納得だったんだけど、
あの描写ではどうしても、
「知らずのうちに厄災を未然に防ぐ特殊能力者が命を賭して頑張る中、呑気に暮らす人々」
の描写になってしまっている。

その前提でこの映画を見ると、
3.11の震災はみみずという巨悪を、閉じ師(「戸締まり」って言ってるのに「閉じ師」って名前なのも気持ち悪い)が未然に防げなかったがために起こった、
と解釈していることになる。

防ぐことはできたが、戸締りができなかったから、何も知らない呑気な一般人の犠牲者が多く出てしまった、と。
責任の所在の話になってくる。

それは違うでしょう。

いや、知らんよ?
ガチで閉じ師がおるんなら謝る。
後継者不足問題深刻。

ここまでが、映画そのものに対する違和感。


その他、
冒頭のすずめの喘ぎ声、
トライアスロン世界大会レベルの体力、
(いちいち後ろ戸(?)がクソ遠い)
イス、腹減らんのに眠くなるんかい、
高校生のすずめの貯金額、
「ダイジン」?
キスしたら目覚める?童貞...?
ダイジンの態度の変わり様、中盤はどう見ても悪者
「サダイジン」...?
環さん、さすがに親失格。
20kmぼろママチャリ、すずめに負けない脚力。
最高級タイムカプセル。
イスは次元の無限ループにハマって、
映画以降の世界には存在しない。
「いってきます」...そこ家?
...


挙げ出したらキリがないけど、
ここ最近地震少ないから、きっと閉じ師が頑張ってるってことで。

みんなしっかりあとぜきしようね。
Yamayou

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