生きるって「人の人生を奪う」ことにもなるんだな。すずめとたまきの関係性は血が繋がっていないからなおさら。ダイジンがすずめにとって可愛くもあり理不尽でもあったように、たまきにとってすずめは時に理不尽で邪魔な存在だったんだろうな。
それでもたまきはすずめが可愛くて、心配で、重たいほど好きで、愛してたんだな。ダイジンは最終的にすずめを離れちゃった。すずめがそうたを本気で愛しちゃったから。たまきも愛する人を見つけたら、すずめはどう思うんだろうな。まあそうたがいるからいいのか。
親子の愛ってほんと絶妙な関係性の上にあるんだな。
それから地震。恐怖感をうまく描いてあった。特に小さな子供にとってそれがどれほど怖くて辛くて寂しい感情を引き起こしたか。ただ、生き延びれば、もし生き延びることができれば先には良い未来が待ってるんだよ、ってメッセージがちゃんと聞こえた。そしてすずめがお母さんに挨拶を告げたように、生き残った人は死んだ人にリスペクトを払う必要があるのかな。普段のニュースじゃここまで考えないけど、だからこそ映画はいいなー。
・大事な仕事は、人からは見えない方がいいんだ
・いいなぁソウタのやつ
・このへんって、こんなに綺麗な場所だったんだな」「綺麗？ここが？」
