りさーる

すずめの戸締まりのりさーるのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

そうたが要石でよくない?ダイジンがスズメに振り上げられるシーン可哀想すぎて2回見たし、スズメの子になれなかったのシーンも2回見た。
そうたが要石になったらダイジンはあんな悲しい思いしなくてもよかったのに。

人間が要石になってるってことはダイジンも昔は要石やったってことで、そうた同様に一度は怖い思いをしたってことでしょ。そうたは死って言ってたけど死じゃないかな。感覚的には死かもしれんけど。おじいちゃんが神と同化するとか言ってたけどおじいちゃんは要石になったことないし要石になったことある人の伝承は残ってないはずやから信用ならんけど実際石から人間に戻れたんやったら死んでないし。
話は戻るけど一回怖い思いしたのにダイジンに二回目怖い思いさせるの?????可哀想。自分のこと大好きやと思ってたスズメ、大好きなスズメのためにいろいろやってたのに全然伝わってなくて、あそこまでされて嫌われてたって気づいて、ショックでしょぼしょぼになっちゃったダイジン。可哀想すぎるやろ。なんでこんなひどいことできるの。。

絵としては流石の新海。水の表現がうまい。
ストーリーとしても流石新海。は?って思うところはあるけれどストーリーの本流と音と絵で魅了して、その疑問をつぎつぎとなぎ倒していく。

22歳も十分ガキとはいえ16歳に手を出してはいけないと思えない22歳は無理なのでそうたが要石になればよかったと改めて思います。
芹澤はいい子だね、芹澤っていう良い苗字なだけある。

新海の一番すごいところはストーリーの密度だと思う。新海作品ほど『えっこの映画って2時間だったの!?』と思わせる作品はない。言うなれば緩急の緩が緩じゃない。それでも見ていて疲れない作品を作れるのは心から尊敬する。