このレビューはネタバレを含みます
なんとセンシティブな作品！と率直にまず思った。震災を真正面から取り扱いすぎていて、地震経験者だととても直視できないだろうな、と。
新海さんの作品は直近の3つしかまだ見ていないが、どれも天災を扱い、自然と人とのどうにもやりきれない結びつきをいつも描かれていて、映画そのものというより、わたしはそれを通して本当にどうにもやりきれない天災のことをやっぱり考えてしまう。
考えたからってどうにもなることではやっぱりないし、文字通りの神頼みになるのだけど、やっぱり、自然と共存して生きてるんだよということは心にいつも留めておきたい、と新海さんの映画を観る度に思う。
そしてそう思ってるわたしは、きっと新海さんの映画を見るペルソナ認定だと思う。
気になってインタビューも少し拝見したけれど、ワクワクドキドキのエンターテイメントのアニメの中で災害を根底に大きく引けば『こういう形もありだ』と思ってもらえたらいいな、と希望を持って作りました
とコメントがあり、そういうような新しいチャレンジの映画なんだなと思うと、固定概念とかを型破りするかんじで改めてすごいなと思う。
”大事な仕事は人から見えないほうがいい”
”わたしはあなたの明日”
