作品自体がどうというより"合わなかった"という印象
謎解き(考察余地)、舞台装置、演出、キャラ設定
映画に求めてるものが全部合わない
謎解き･･･登場人物がみんな自分の内面を吐露しちゃってるから考察の余地が無い
作者が表現したいことも揶揄的にとはいえ全部表現しちゃっててもはや説教くさい
舞台装置･･･ストーリーのキモがSF要素
宮部みゆきや京極夏彦が苦手な理由と一緒
結局そこがなんでもありな時点で引き込まれない
演出･･･いちいち音と映像の派手な絵作り
これ日本のアニメ映画の悪いところだと思うんだけどここからクライマックス始まりますよみたいな演出って逆に冷める
キャラ設定･･･オーバー気味に誇張された子供っぽさ、ステレオタイプな大人たち
多分新海誠は見せたいものが先にあってそこに向けて世界観やキャラクターを配置していくような作品作りをしてるんだろうなと思わせる
キャストや音楽の選定など細部までこだわっていて脚本も演出も上手いなとは思うけどそれ以上にあざといなと感じてしまう
主人公や登場人物に感情移入したりせず一歩引いて作品全体を俯瞰的に視聴する自分みたいなタイプだと全てにおいて説明過剰で先の展開も結末もクライマックスの演出も音楽を入れてくるタイミングなんかも全部先読み出来てしまって退屈でしかない映画でした
