もずめ

すずめの戸締まりのもずめのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

事前情報なく見たのでここまで直接的に震災の話だとは思わなかった。東日本大震災の被災地に知り合いも親戚もいない私でも、いたるところで胸が苦しくなる場面があった。特に最後のミミズのシーンは気仙沼の火災の衝撃が思い出されて辛かった。

話としては良かった。
ダイジンのミステリアスさ、可愛さのバランスもよく、守る時だけ黒く大きくなる姿はかっこよかった。
小さい時は黒かったサダイジンは逆に大きくなると白くなるのは何故だったんだろう。

結局そうたもすずめも廃墟の場所を聞いた時に一目惚れだったのかな。
つばめとすずめって名前の親子かわいい。
新海誠作品のキャラクターの名付け方好き。

自分も被災し家族を亡くしながら、4歳のすずめを引き取った独身の叔母、すごくすごく大変だっただろうな。
でも姉の忘形見、自分の娘のように大切に育てたんだろうなぁ。
大切でかわいいけど、ふとすずめがいなかったときの自分の人生はどうだったのかということも考えてしまう。それは仕方ない事だと思うけど、そんな自分にも嫌悪感を抱いてきたんだろうなと思った。幸せになってほしい。
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