なんといってもやはり映像描写が美しい。
日常生活の中に少しだけ、でもものすごいSFを加えるのがうますぎる。
地震がミミズのせいではないことはもちろん知っているが、自然現象は100%科学的の予測できる訳でもないため、もしかしたらミミズが本当にいるのかもしれないなとわくわくしてしまった。
新海監督は、現実世界と非現実世界との間に新しい世界を作り出し、そこに観るものを引き込むのが本当にうまいなと感動した。
そして天気の子でも盛り込まれていた、特殊な力を持つ子が突き当たる壁である「個の幸せを優先させるか、集団の幸せを優先させるか」について、今作でも盛り込まれておりどうなるのかと思ったが、結構ぬるっと解決されてしまい、私としては天気の子のようにおいおいディベートのタネにできそうな、世の中に本音と建前の存在を叩きつけるような、ちょっと辛い切り口での終わり方を期待していただけに少し残念で3.1
しかし完全に好みの問題だと思う。
あとは芹沢さんが見た目と違っていいやつすぎてすごく好感度高かった。
