荒野の狼

すずめの戸締まりの荒野の狼のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
1.1
これでもかっちゅうぐらい、作画と凝りに凝った動きのテクニックを見せつけるような、アニメとは思えぬアニメーション。繊細かつ綺麗だが、この日本的凝り用は鼻につき始めると、それが偏執狂的な腕自慢に見えてくる。見栄えがいいだけに仏(ほとけ)作って魂入れず、になってしまっていて尚且つそこに一向に気づいていないかのようだ。これもまたありがちな職人日本。
それにしても、いつものようなアニメ声、叫び声、怒鳴り声、国籍不明の男女共になんであんなにアゴが尖っているのだろう。一方で凄い描写ができるのに、この不自然さには目をつぶれるから不思議である。で、物語は? 何か言いたかったようだが、他に気を取られて覚えていない。
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